マンションの壁の施工法には直貼り工法、二重壁工法、GL工法がある。

【不動産】防音対策でおすすめのマンションの壁の施工法は?

【不動産】防音対策でおすすめのマンションの壁の施工法は?

 

 

こんにちは。
今回は隣の住戸との間にある戸境壁(こざかいかべ)
についてお話したいと思います。

 

隣からの生活音に悩まされていませんか?
でもこの隣から聞こえてしまう音もマンションによって
その聞こえ方は大きく違ってくるのです。
それでは順番に見ていきましょう。

 

壁の施工法

床の遮音性の際にお話しましたL値を覚えているでしょうか。
このL値に対して壁の遮音性能はD値で表します。
D-55などと表示されます。
この数値はL値と逆で大きいほど遮音性能は高くなります。

 

D値というのは隣の部屋でピアノなどを弾いた時に戸境壁を通して
隣の部屋にどれぐらいの音が漏れるかを透過損失(TL:単位dBデシベル)
で表したものです。仮に戸境壁の遮音性能がTLD−55であればピアノの
音源が100dBなら隣に伝わる音は45dB(100−55)となります。

 

55dB軽減できる能力があるという事です。
D値は50あれば大きなストレス無く生活できると言われています。
※理解されているとは思いますが集合住宅でピアノ演奏は
絶対に止めておいた方がいいです。「楽器可」のマンションでも
電子ピアノなどにヘッドフォンを着用するなどして周囲への配慮が
できなければトラブルになる事は間違いありません。

 

 

壁の仕上げ方法には「直貼り工法」と「二重壁工法」があります。
それぞれの構造について見ていきましょう。

 

直貼り工法

直貼り工法は戸境壁(こざかいかべ)のコンクリート壁に
直接ビニールクロスを貼り付ける方法です。
コンクリートの厚みがそのまま遮音性能となりますので
厚みが十分確保できている必要があります。

 

厚みは18cmあれば大きなストレスはないといわれています。
マンションですと、この18cmというのも条件がありまして
隣り同士が水回りであったり、居室同士だったらという事です。

 

水回りと寝室が隣接しているともっと厚みが必要です。
深夜、周囲の音が全くない状態の時はちょっとした水の流れる音も
良く聞こえるようになりますので気になるものです。

 

 

この工法ですとコンクリートに直接クロスを貼り付けますので
コンクリートの表面を綺麗に平らにする技術と養生期間を
設けるコストが必要となってくる方法です。

 

二重壁工法

二重壁工法はコンクリートに柱を立ててその先に石膏ボードで
もう1枚壁を作りその表面にクロスを貼るという工法です。

 

床の工法の項目で説明しましたが床の場合は二重の方が
遮音性能は高くなりますが壁の場合は直貼り工法の方が高いです。
これは実験データとして証明されています。

 

タワーマンションのように建物の軽量化が必要というのであれば
まだわかりますが一般的なマンションで二重壁工法を行うのは
単にコスト削減が目的だったりしますので注意が必要です。

 

この二重壁の間に吸音材としてグラスウールを充填するので
問題ないという業者もいますが直貼りほどの遮音性能は
期待できないと思っていいと思います。

 

壁を二重にしてしまうと音が共振して太鼓現象が起きます。
この現象は昭和の時代に業界内に報告されましたので今では
基本的には戸境壁は直貼りを採用しているはずです。

 

 

二重にする事によって遮音性能は下がるし部屋を使用できる
面積も狭くなるので住人にとって良いことはないのです。

 

購入するのであればなおさら、その点はチェックしてみて下さい。
設計図書の意匠図の雑詳細図に記載されているはずです。

 

 

GL工法

戸境壁はコンクリートにクロス直貼りが最も遮音性の高い仕上げです。
しかし滅多にないらしいのですが、ごく稀にGL(ジプサム・ライニング)工法
と呼ばれる工法を採用しているマンションがあるようなのです。

 

石膏が主成分の接着剤を団子状に丸めたものをコンクリートの壁に
貼り付けていきその上に石膏ボードを貼る工法です。

 

 

この工法ですとコンクリート表面が多少雑な仕上がりでも
施工ができる事から採用している業者がいるとの事です。

 

しかしこの工法は二重壁工法より隙間の幅が狭いので
共鳴現象が激しく、遮音性能は低くトラブルが多いのです。
ではこの工法は使えないのかというと一概にそうとは言えません。
ようは戸境壁で使用しなければいいというだけです。

 

 

 

 

以上、戸境壁(こざかいかべ)に関してでした。
いかがだったでしょうか。
賃貸マンションでは特にそうですが隣りの人の
生活音がよく聞こえてストレスだと言われます。

 

もうそういった騒音で悩みたくないのであれば次回
引っ越しをする際にはコンクリートスラブの厚みと
直貼りを採用しているか確認をしてみてはどうでしょうか。
それではお部屋探しの方、応援しております♪

 

 

 
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