用途地域によっては日当たりや眺望に影響が出て資産価値が下がる

【不動産】なぜ住む前に用途地域を確認する必要があるのか?

【不動産】なぜ住む前に用途地域を確認する必要があるのか?

 

 

こんにちは。
今回は用途地域に関してお話しさせていただきます。
用途地域という言葉をご存知でしょうか。

 

用途地域とは都市の土地利用計画の一つで
建築基準法によって建築できる建物の種類、用途、
容積率、建ぺい率、規模を地域別に制限したものです。
市街地で良好な住環境を保ち、その地域にふさわしい
発展を促すために建てられる建築物の用途を定めたものです。

 

つまり用途地域がわかればその地域に将来どんな
建物が建つ可能性があるのかある程度予測できる
という事なんです。これはこれから住もうとしている
地域の住環境を知る上でとても重要な事です。

 

自分の購入した家の前に突然高層マンションが
建設されたらどうでしょうか?日当たりや眺望に
大きな影響が出ます。日常生活に支障をきたす
ばかりでなく資産価値にも大きな影響が出ます。
こういったトラブルを未然に防ぐためにもあらかじめ
用途地域を知っておく必要があるのです。

 

用途地域は全部で12種類あります。
住宅系7つ、商業系2つ、工業系3つです。

 

 

このうち工業専用地域は原則として住居が建設できません。
しかしここ以外であれば基本的に住居の建設は可能です。
また一般的に住居系の用途地域は法律上の規制が厳しく、
商業系・工業系の用途地域は規制が緩い傾向にあります。

 

7つある住居系の中でも規制の厳しさには違いがあります。
例えば「第一種低層住居専用地域」であればその名前の通り
低層の住宅しか建築できない地域となっており一部の
店舗併設住宅を除き商業施設は建てられない事になっています。

 

住宅以外の建築物はなるべく認めず静かな環境を維持しようと
しているのです。マンションであっても3階建てまでとするなど高さも
決められているので周囲にある一戸建てに日当たりなどで大きな
影響が出ないよう配慮されています。

 

「第一種低層住居専用地域」では床面積150u以内の
一定の店舗、飲食店が建築できません。150u規模の
店舗といえば例えばコンビニなどがあります。
つまりこの地域にはコンビニはないという事です。

 

 

「商業地域」に比べると住宅ばかりで、すぐ近くに商業施設が
ありませんし駅からの距離も含め利便性は劣ります。
しかしこういった環境を不便だから住みたくないと思うのか
静かな環境だから暮らしやすいと思うかは好みの問題です。

 

「第一種低層住居専用地域」に比べ「中高層住居専用地域」
になってきますと同じ住宅地でも規制が緩くなってきます。
さらに商業地域になると制限がもっと緩くなります。

 

建てられないのは一部の工場だけとなってきますので、すぐ近くに
タワーマンションが建設されたり、小さな工場、カラオケボックス、
パチンコ店、風俗店ができてしまう可能性もあるという事です。

 

 

また用途地域は2006年度より広告に必要な表示事項に
加えられましたので物件の広告を見る際にはぜひチェック
してみて下さいね。なお、広告媒体がインターネットの場合には
用途地域は必要な表示事項とはなっていません。

 

 

用途地域全12種類のうち主なものをご紹介します。

 

第一種低層住居専用地域

3階ほどまでの高さ制限はありますが一戸建てやマンションのほか、
小規模店舗や事務所を兼ねた住宅、小・中・高校、図書館、
銭湯、老人ホーム、公民館、小規模の診療所・・・などが建てられます。

 

またこの地域に屋根を備えた車庫は建てられませんので自宅に駐車場が
なく外で借りなければならない時は屋根のない駐車場になってしまいます。

 

 

第二種低層住居専用地域

第一種低層住居専用地域で建てられる種類のほかにコンビニ、喫茶店、
理髪店などのように150uまでの規模の店舗であれば建設できます。
実際にはこの地域に指定されている所はそれほどありません。

 

第一種中高層住居専用地域

4階建て以上のマンションのほかに大学、専門学校、飲食店、病院、
中規模のスーパーなど500uまでの規模のものが建設できるようになります。
容積率の制限も緩くなりますので高層マンションも多くなります。

 

 

第二種中高層住居専用地域

第一種中高層住居専用地域のほかに食品製造・販売の店舗や
オフィスなど1500uまでの規模のものが建設できるようになります。
住環境を維持しつつも利便性も高い地域といえます。

 

第一種住居地域

大規模な店舗やオフィスは制限されますがホテル、
旅館、飲食店、ボーリング場、ゴルフ練習場など
3000uまでの規模のものの建設は可能となります。
この地域ですと大規模マンションも建設されています。

 

第二種住居地域

大規模な店舗の建設もできます。
パチンコ店、カラオケボックス、雀荘、大規模な店舗、事務所もOK。
カラオケボックス、麻雀、勝馬投票券販売所、、自動車教習所などの
建設が可能でマンションと大規模なオフィスや店舗が混在している地域となります。

 

 

準住居地域

主に幹線道路沿いの地域となります。
駐車場付きファミリーレストランやファーストフード、映画館、
自動車修理工場などの建設が可能な地域となります。

 

 

商業地域

百貨店、銀行、企業オフィス、映画館、小規模の工場、飲食店
などの建設が可能な地域です。この地域は住環境を重視しなくても
いいので、ほとんどの用途の建築物を建てることができます。

 

すぐ近くに超高層マンションが建設されたりや騒音に悩まされる
施設ができる可能性は十分あります。周辺の環境や隣接地の
建築計画などにはかなり注意が必要です。

 

工業地域

住居は建てられますが学校や病院、ホテル映画館は
建てられない地域です。工業の利便優先地域ですので
どんな工場でも建てる事ができます。莫大な工場跡地に
大規模マンションが建設される事も多いです。

 

この地域に住むのであれば土壌汚染の有無や周辺道路の
大型トラックの交通量などが気になる所です。

 

 

工業専用地域

工業の利便を増進する地域です。
店舗や学校を建てる事はできません。
唯一、住宅を建てることができない地域です。

 

 

 

 

以上、用途地域に関してでした。
いかがでしたでしょうか。
住む前にそれぞれどういった特徴のある地域なのか
把握していないとその後の暮らしの満足度に大きく
影響が出てしまいます。事前によく調べておきましょう。

 

用途地域というのはその地域の将来像を表したものです。
数年ごとに見直しが行われ用途地域が変更される場合も
あるという事も知っておく必要はあります。

 

また用途地域の種類だけで判断するのも良くありません。
ごく稀に一般的にイメージされる用途地域とは違う地域もあります。
基本は現地で周辺を自分の足で歩いてみる事です。

 

この少しの手間を惜しむと将来後悔する事になるかもしれませんよ。
それではお部屋探しの方、応援しております♪

 

 

 
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