日本の国土の約1割は地盤が河川の水位より低い地域洪水氾濫地域。

【不動産・防災】水害対策(輪中 | 地下貯水施設 | スーパー堤防)

【不動産・防災】水害対策(輪中 | 地下貯水施設 | スーパー堤防)

 

 

こんにちは。
風水害の第4弾です。
今回は日本がこれまでに行ってきた水害対策
に関してご紹介したいと思います。
それでは順番に見ていきましょう。

 

輪中(わじゅう)

水害を防ぐために昔から人々は様々な工夫をしてきました。
輪中(わじゅう)というものをご存知でしょうか?

 

地方によって呼び方は異なるのですが江戸時代あたりから
本格的につくられ、水害を防ぐために人工的に堤防を築いたものです。

 

耕地や集落などを囲んだ堤防を輪中と呼ばれています。
輪中ができる過程ですが最初に土や砂が溜まっていきます。

 

その溜まったところに人々が住み始めます。
比較的上流に堤防をつくり下流側にもつくります。

 

このようなものがいくつか出来てそれらが合体し、
大きな輪中が完成するといった流れになります。

 

都心部の水害対策施設

都心部ではアスファルトが多い事から雨水が地下に浸透し
にくくなっています。そこで雨水を地中に浸透させたり一時的に
貯留し少しずつ流していくような雨水貯留浸透施設を整備する
などし、河川や下水道に流れ出る雨水を抑える事が必要です。

 

東京都杉並区にある地下貯水施設は浸水対策として
地下50m程の所に巨大タンクを設置して地上に降った雨を
一時的に貯留する施設で道路の冠水に対処しています。

 

また渋谷駅周辺には坂道が多く雨水が集中しや
すい地形
ですので貯留管が設置されていたりします。

 

洪水時にあふれそうになった水を地下に取り込み地下に
あるトンネルを通して下流河川に流すために地下放水路
という施設があります。普段多くの人は目にする事があり
ませんが地下にはこのような巨大施設があるのです。

 

他には自宅の雨どいからキャッチする雨水浸透マス
歩道などに利用されている透水性舗装などあります。

 

 

貯留施設には防災調整池以外に公園などに貯留施設があります。
公共交通機関でも地下鉄の出入口には止水板が設置され
地下の深い駅などでは防水扉が設置されていたりします。

 

線路が河川の堤防より低い地域では線路が冠水しない
ように線路を閉めきる水防扉が設置されていたりもします。

 

大規模なビルなどでもビルの中への浸水を防ぐために正面
玄関や地下駐車場などに水防扉などの設置がされています。

 

自治体によっては公共施設及び敷地面積が500uを
超える大規模な民間施設で設置の指導も行っています。

 

国や自治体の水害(治水)対策

日本という国は水害に対して強いと思いますか?
もちろん年々対策を行ってきましたので改善はされています。
しかし国土の約1割は洪水氾濫地域といわれています。

 

つまり洪水が起こった際の河川の水位より地盤が低い
地域が約1割もあるという事です。しかもその地域に
資産の約75%が集中しているといわれています。
このような環境で安全だと思いますか?

 

ですからその証拠に毎年のように台風などで災害の
被害を受けています。堤防や治水施設の整備によって
水害の影響はかなり抑えられてきていますが都心部に
おいての水害は増加してきております。

 

日本において都市は平野を中心に発展してきましたが
平野というのは河川の氾濫によって形成された地形でも
あるので水害の影響を受けやすいという事なのです。

 

これらの影響を抑えるために様々な対策が行われ
効果が上がっております。しかし都市部の場合
これらだけでは防ぎきれない部分もあるのです。

 

日本は高度経済成長期に都市部へ多くの人口が移動しました。
それに伴い宅地開発も進みました。比較的安く土地開発を行う
ために水田地帯へも進んでいきました。
こういった地域は水害が起きやすい地域です。

実際に高度経済成長期に台風の時など全国各地こういった
地域は水害の影響を受け多くの死者や浸水被害が出たのです。

 

以前は住宅の建設がされなかった洪水氾濫地域でも多くの
人口の流入があると新たに宅地開発が行われていったのです。

 

氾濫域の土地利用規制として市街化調整区域
指定などがあります。この市街化調整区域というのは
都市計画法第7条に基づき市街化を抑制すべき区域です。

 

1時間50mm以上の浸水が予想される区域は
原則として市街化区域に含めないとしていますが
実際はこの通達が遵守されていないのが現状なのです。

 

スーパー堤防

水害対策で多くの人に親しみがあるものとして堤防がありますよね。
堤防も長年かけて随分と進化しています。普通の一般的な
堤防であれば河川の水が一気に溢れたり決壊する事でも
スーパー堤防であれば耐えられる構造をしているのです。

 

スーパー堤防というのは緩やかな勾配を持つ幅の
広い堤防
です。堤防の幅が広いので洪水が長時間
続いても浸透水によって壊れる可能性も低いのです。

 

 

また地盤改良を行ってから堤防を造りますので
地震にも強い土地になります。こういった構造ですから
堤防の上は広くなっており土地活用ができるのです。
こうする事で新しい街を開発していく事も可能なのです。

 

 

 

以上、風水害の第4弾でした。
いかがでしたか。
長い年月をかけて日本の国内だけでも
水害対策のために様々な施設が誕生しています。

 

普段見る事ができない施設に多くの日本人は守られています。
住む街が災害に強いかどうか確認してみて下さいね。
それではお部屋探しの方、応援しております♪

 

 

 
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