ホテルや旅館では「適マーク」の防火基準適合表示制度の確認。

【不動産・防災】災害時は一部の情報だけを鵜呑みにせず自分で確認

【不動産・防災】災害時は一部の情報だけを鵜呑みにせず自分で確認

 

 

こんにちは。
防災の火災関係第6弾です。
今回は一部の情報に振り回されてしまう
災害時の人間の心理についてご紹介します。
それでは一緒に見ていきましょう。

 

ある宿泊客の運命を分けた行動

宿泊先で火災が発生した時あなたは避難できると思いますか?
仕事ではなく旅行などの時は特に避難は難しいと思います。

 

というのもやはり旅行となると人間は気が緩みます。
まさかこんな皆が寛いでいるようなゆったりした場所で
変な事故は起きないだろうという思い込みもあります。

 

 

実際日本国内で過去に起こった火災を振り返りたいと思います。
観光客で賑わうあるホテルで昼間に火災が発生しました。
ホテル内に火災報知器のベルが響き渡ったのです。
しかし「ただ今のベルは点検によるものです」と放送があった。

 

実際は点検ではなく1階付近で本当に火災が発生していたのです。
通常であればホテルの関係者が現場へ駆けつけて確認作業を行います。

 

しかしこの日は火災報知器の点検等が行われている日でしたので
ホテル関係者も「また誤報か」思い込んでいたのです。
こういった運の悪さも重なって「誤報です」と放送してしまったのです。
結果的にこの火災で従業員5人と宿泊客40人計45人が死亡したのです。

 

なぜ昼間の明るい時間帯で避難しやすい環境だったのにも
関わらずこれほどまでの人数が犠牲にならなければならな
かったのかと多くの人は思うはずです。

 

ここにもやはり災害時の人間の心理が隠されているのです。
ベルが鳴った音はほぼ全員が聞いているはずです。

 

 

しかし「こんな昼間に、しかもこんな観光地で火災なんて
そうそう起こるはずがない」と思ってそのまま何も行動を
起こさなかったある団体のほとんどが命を落としているのです。

 

人間というのは旅行中は楽しく浮かれていますので「そんな悲劇は
起こってほしくない」という心理も手伝い、良いように解釈してしまいます。
良い情報は見ようとするけど悪い情報は見ようとしないのです。

 

それとやはり集団の中にいますので1人でいる時とは異なり、
自分だけ違う行動を取りたくないという心理も働くからです。
周囲が「大丈夫だから」と言っている中、なかなか自分だけ
避難しようという気にはならないと思います。

 

ある部屋では数人がテーブルを囲みながら座って
お茶を飲んだ状態のまま遺体で発見されたそうです。

助かった団体客はその中の1人が念のため部屋のドアを
開けて廊下に出て確かめに行ったのです。すると煙が
出ていて様子がおかしい事に気付き周囲の人にも
避難を促したそうで多くの人の命が助かっています。

 

ここで生死を分けたのは放送を鵜呑みにしなかった事です。
念のため自分の五感を頼りに確認したという点です。
この火災によりホテルの社長と役員、火災を発生させた
作業員などが裁かれることとなりました。

 

 

翌年、一定規模以上のホテルや旅館などには防火基準を
満たしているか審査を行い「適マーク」を交付する防火基準
適合表示制度が発足する事になりました。ですから旅行などで
宿泊する際にはこのマークがあるか確認してみてください。

 

 

専門家の意見を信用し過ぎていませんか?

2001年9月11日にアメリカ合衆国内で同時多発的に
発生した航空機等を用いた4つのテロ事件を覚えている人は
多いかと思います。アメリカ同時多発テロ事件です。

 

航空機が使用された史上最大規模のテロ事件で
全世界に衝撃を与えました。当時、航空機がビルに
突っ込む瞬間の映像がテレビで放送されていました。

 

 

世界貿易センタービルの前で中継をしていた日本人記者が
テレビスタジオにいる人から「あなたの後ろの屋根に何か次々と
ガシャンガシャンと激突するような音が聞こえるんですけど何の
音ですか?」と聞かれて「あっこの音ですか?これは高層階から
人が落下している音です」と答えていたのは衝撃的でした。

 

高層階に取り残された人が上から何人も降ってきていたのです。
この建物の中でも様々なやり取りが行われていました。

 

この建物の高層階で勤務していた人は取り残されたオフィスで
ビルの防災センターへ電話をかけました。災害が発生すれば
そこへ電話するようにと伝えられていたからです。

 

そこで自分たちがどう行動すればいいか尋ねました。
すると警備員からは「今から救助に向かうのでそこで
待機していてください」という回答がありました。

 

 

しかし徐々にオフィスに煙が迫ってきていたのでもう一度
電話をし、これ以上ここにいると危険だと状況を伝えると
「非常階段で避難してください」と回答がありました。

 

皆で避難したのですが結局その中の数名は亡くなったそうです。
もし電話せずに自分たちだけの判断ですぐに避難していれば
全員助かったかもしれないのです。

 

マニュアル通り指定の連絡先へ電話してその後の行動を
その専門家に完全に委ねてしまった事が最悪の事態を招きました。
多くの人は専門家の言う事だからそれに従おうとします。
しかし信頼し過ぎる事は非常に危険です。

 

専門家が間違った判断を行う事や専門家だからという事で
信用し過ぎる事をエキスパートエラーといいます。その場にいない
専門家の意見を鵜呑みにするのは本当に怖い事です。
自分たちの感覚を信じて行動すべきです。

 

 

 

以上、防災の火災関係第6弾でした。
いかがでしたか。
災害が起こった際に放送だけの情報を信じ込んだり
電話で専門家の指示だけを信じ込んだりする事は
非常に危険です。しかし実際そういった現場に遭遇すると
多くの人はこのような心理に陥ってしまうのです。

 

マンションなどでこういった放送があったり
共用部分での火災報知器が鳴った際にも
今回の事を思い出して欲しいと思います。
それではお部屋探しの方、応援しております♪

 

 

 
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