火災報知器は誤報も多いので火災が発生しても油断し逃げ遅れる。

【不動産・防災】人間心理として集団にいると周囲に合わせ避難できない

【不動産・防災】人間心理として集団にいると周囲に合わせ避難できない

 

 

こんにちは。
防災の火災関係第5弾です。
多くの人と同じ空間にいる時に火災が
発生したら人間は逃げ遅れるという話を
ご紹介したいと思います。
それでは一緒に見ていきましょう。

 

一緒にいる人数に応じて異なる人間の心理

火災が発生した時あなたならどうしますか?
逃げるか、逃げないかの2択ならどっちですか?
もちろん多くの人は「逃げる」と答えると思います。

 

でも実際に火災が発生すれば逃げない人が多いのです。
まさかと思いますよね?

 

正確にいうと1人でいる時に異変を感じれば多くの方は逃げよう
とするのですが集団の中にいるとすぐに逃げようとしないのです。
こういった心理状態って理解できますか?

 

 

実際、次のような実験が行われた事があるのですが
公共の場で火災報知器が鳴っても避難する人は一部なのです。
1人か2人で室内にいる時に火災報知器のベルが鳴れば
一応ドアを開けて外の状態を確かめる場合が多いのです。

 

しかし10人以上が同じ部屋に集まっている時にベルが
鳴っても暫く待機する状態が続き、煙を確認してから
ようやく動き始めるといった感じなのです。

 

1人でいる人に比べ避難するまでにかなり遅れてしまうのです。
学校やその他の公共施設で経験があると思うのですが
こういった火災報知器は誤報の場合も結構あるのです。

 

 

こういった経験を何度かしているとベルが鳴っても
「どうせまた誤報なんじゃないの?」と勝手に思い込んで
しまうものなのです。それに大勢の人に囲まれていると
「自分一人だけじゃない。みんなもいるから大丈夫」という
気持ちになり緊張感も和らいでしまうのだと思います。

 

集団でいると周囲の人がどういう行動を取っているかお互いが
お互いを観察し合うようになり自分だけ違う行動を取りにくくなる
心理が働いてしまうからです。こんな心理状態に陥って逃げる
タイミングを失い死んでしまうのは非常にもったいないと思います。

 

少しでもこれは危険だぞと感じるものがあればすぐに避難する方が
いいと思います。「みんながいるから大丈夫」とみんなが思っている
状態は非常に怖い事なのです。

 

韓国大邱広域市 地下鉄放火事件

このような心理も作用し海外で大きな事故に発展した
事もありました。2003年2月18日午前9時53分 韓国の
大邱広域市で発生した大邱地下鉄放火事件が有名です。

 

地下鉄で大規模な火災が発生し192人が死亡し
148人が負傷する大惨事となりました。

 

1号線の中央路駅構内地下3階のホームに6車両編成の
第1079列車が停車しました。すると突然車内にいた自殺志願者の
50代の男性がペットボトルに入ったガソリンに火をつけ放火したのです。

 

 

大きな音と共に男性と車内に一気に火が燃え広がり窓ガラスは割れ、
周囲の乗客は慌てて電車から逃げ出し階段の方へ殺到しました。
こういった事で発生した火災ですが悪い事が重なりました。

 

普通は火災が発生していれば他の電車がホームへ入って来ない
ようにするのが鉄道会社側の徹底しなければならない事です。
しかしこの鉄道会社の管理者はそういった措置を取らなかったのです。

 

それにより4分後反対側のホームに同じく6車両編成の
1080号車が入って来てしまいました。放火のあった爆発炎上
している1079号車両と並ぶようにして停車してしまったのです。

 

するとすぐさま1080号車両にも火は燃え移っていきました。
車両自体は難燃性の材質だったのですが窓ガラスの
支持等に使用されていたゴム材が溶けて部品が脱落し
火災が広がっていったといわれています。

 

死者の多くは後からホームに来た1080号車両の乗客たちでした。
しかも9時57分頃にはホームは真っ暗になってしまいました。

 

ホームが真っ暗で炎と煙で混乱している乗客で溢れかえって
いる状態であるにも関わらず車両の退避や乗客の避難誘導
など指示ができていなかったらしいのです。その後運転士は
乗客と一緒に避難して助かりましたが逮捕されています。

 

運転士の取った行動で良くなかったのが脱出する際に
ドアを開閉する時に使用するマスターキーを持ったまま
避難してしまった事だといわれています。

 

 

こういった事をする事でドアは閉まったままです。
本来運転士が真っ先に行わなければならないのは
乗客の避難です。この運転士の行動も良くありませんが
従業員への教育という点からもこの会社自体、乗客の
安全を優先するという意識
が低かったのだと思います。

 

非常に残念なことです。
この火災事故での鉄道会社側の避難誘導も問題では
ありますが不思議に感じるのは周囲にいた乗客の行動です。

 

この火災が発生した直後の画像はインターネット上でも
見る事はできると思いますがとても不思議な光景です。
車内に煙がかなり充満しているにも関わらず多くの乗客は
そのまま座ったまま何も行動を起こしていないのです。

 

 

画像の車両は1080号車両で多くの死者を出した側の電車です。
一度放送で「大した事故ではありませんので少々お待ちください」
という放送があったので次の放送があるまで待っていたのだと思います。

 

しかしその後、全然放送される様子がなかったのでシビレを切らした
乗客各々が手動でドアを開けたり消火器で窓ガラスを割ったりして
脱出したらしいのですが多くの乗客は逃げ遅れ犠牲になってしまいました。

 

これが先ほどの集団でいた場合には逃げ遅れてしまうという心理です。
周囲の人が慌てて逃げ出さないからきっと大事ではないのだ
という勝手な思い込みです。この事故の件で結果、乗客を
放置して逃げた運転士や運行管理者ら10人が刑事責任を
問われ逮捕されたようです。

 

 

 

以上、防災の火災関係第5弾でした。
いかがでしたか。
日本の地下鉄関係者や国土交通省は「日本の車両は不燃性の
材質を採用した内装となっており火災の対策はできている。
しかし放火のようなゲリラ的な対策はできていない」と回答しています。

 

大規模な火災となった場合に十分な避難経路が確保されて
いるのか、十分な排煙設備は備わっているのか気になる所ですが
3割ほどの地下鉄は排煙設備が不十分であると答えています。

 

今後日本でこのような事が絶対に起こらないとは言い切れません。
管理者側の安全意識を高めてもらう事はもちろんですが、
やはり乗客の1人1人が自分の感覚を頼りに少しでも
異変を感じたら率先して避難するようにしたいものです。
それではお部屋探しの方、応援しております♪

 

 

 
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